〜団塊世代と地域を結ぶ、入間団塊なび〜
 
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2007年問題を検証する

 

05 60歳を迎えた人達は何をしているのか
地方回帰が本格化

ごく一部ではあるが都会の団塊世代を中心とした「地方回帰」が本格化し始めている。自然に恵まれた田舎での第二の人生夢を託す人々。しかし、移住先に溶け込めず、早々と都会に戻る人達もいる。地元入間を通勤のための住まいで都会だとすると、これから田舎に向けてここを出て行くのか?それとも都内から自然の豊富な街として、多くの人達が移り住んでくるのか?

入間市の人口はこの1年の人口や世帯数はほとんど変化していない。2007年からのマンション建設ラッシュも落ち着いてきたようだ。そして完成⇒売り出し⇒即完売の構図が崩れ、半分以上が売れ残っているマンションもある。地域活性化を考えたとき、今後の人口数とその構成要素、つまり年齢層や所得層がどう推移していくのか、地域の潜在的なパワーが決まってくる。
 

 

06 これから起きる問題
人口減と高齢化

埼玉県は、「人口増加の続く若い県」であるし、これからもその状況が続くと思っていた。。しかし2010年には人口減少の県になると推計されている。東京や神奈川が増加している中、埼玉県は710万人から650万人に急減するという。当然それにともない高齢化比率は高まり、労働人口は減少し、もちろん少子化になっていく。潜在的な成長率は下がり、老年人口(65歳以上)は現在は全国平均を下回っているが、7年後には東京を抜き、その後は全国平均よりも高い「老人県」に向かうと推計された。

埼玉県は子どもが多く、活力のある地域で、少子高齢化など無縁であるような気がしていた。まして人口減少が目の前に迫っているとは想像できなかった。

じつは埼玉県は団塊世代が39万人と突出して多い県でもある。 つまり日本で最も団塊の世代が多いと言うことはその世代が高齢化すれば当然高齢化率が高くなるのである。冷静に考えれば当たり前のことである。

これは日本全体の問題でもあるが、若者が住みたいと思わない場所になってきたら悲惨な結果 が待っている。埼玉都民などと揶揄される労働人口が定年を迎えて、勤務先への適度な距離としてだけの利用価値ならば、今後一気に衰退することも当然予想される。

これからの価値観=ライフスタイルをしっかり見据えて、地域活性化を行わないと、近い将来(それもかなり直ぐ)に、廃墟となったホームセンターだらけの街になってしまう。個々の市町村で市民型のヴィジョンを市民自らが策定していくことが急務でないかと思う。


 

07 定年後の資金
老後の資金は? 年300万ー400万 

日経新聞の調査発表によると、「老後の生活資金にいくら必要と思うか」の質問に、300万 円〜400万円が最多で26%を占めた。次いで100万未満が20%、200万-300万が18%であった。未婚と既婚ではあまり違いはなかったようである。この結果は、2004年の総務省の「全国消費実態調査」の65歳以上の夫婦二人世帯の年間生活費が平均で350万の数値に近い結果であった。

リタイア後に「今の生活水準より厳しくなる」と78%が回答。年金の収入だけでは86%が不充分と考え、それ以外の収入を得たいと思ってい る。しかし公的年金のお粗末な管理状況と財政破綻を考えると、公的年金の増額は考えにくく、かといってその他の収入は資産運用をしている ような資産家を除けば、年金以外の収入はやはり可能性は低い。

収入の増加を考えるよりは、支出を抑えた生活と言うことにならざるを得 えないと考える。新しい社会の構造と、豊かさの基準、ライフラインの確保、国民全体で考えるべき課題であり、いまはその時期でもあると思 う。幸いにも2007年問題が顕在化するまでの少しの猶予の間に今後の方針を築いていきたい。


50代の転職「収入減45%」

50代で転職すると45%の人が収入を減らし、24%の人が増やしたと、厚生労働省の調査結果が発表された。転職せずに同じ仕事を続けた場合は、減少が28%、増加が30%でほぼ同水準。やはり 中高年の転職は収入面で見れば不利で有ることが解る。減収幅が解らないので、どの程度生活に影響があるかは判断できないが、厳しい状況であることは間違いない。しかし、勤続を続けていても、約3割が収入ダウンなのだから、45%はあまり大きな比率とは言えないかもしれない。いずれにしろ、 今後収入増になるより収入が減る要因の方が、転職してもしなくても大きいのである。価値観の大半を「お金」に依存ししているスタイルでは、21世紀は厳しい時代なのである。

 

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